ドローンを始めたきっかけは?

私、年齢が63歳でして。15年以上前に、会社を経営していましたが、あえなく倒産させてしまいました。いろいろな方々に迷惑かけたんですけれども。それで一回、自分も落ち着かせたいということで、清掃の職業訓練校に行きました。そこで基本を身につけて、清掃業界に身を投じ、会社に就職しました。63歳で定年なものですから、再雇用制度になって。お金の運用だったら、個人でやっていれば別に問題ない。それをやっているうちに、これで生活していけばいいかなと思っていたんですけど。

最後は、少しわくわくする仕事がしたくなりました。いつまで元気でいられるかわからない。最後は何か自分で仕事をやりたいなと。

じゃあ次は何をやろうかといったとき、まず「チャットGPTが出てきて、「これはすごいな」と。これがあれば、今まで自分では手が届かなかった領域も、仕事としてできるかもしれないと。

最初に思いついたのが、動画関係なんですね。You Tube系もありますし、実際に動画を撮って、何かビジネスをやりたい。一番私が苦手な分野だったんですけれども。ひょっとしたら、こういうのをできるかもしれない。プロ並みにはできなくても、やり方は知っておいた方がいいなと。

さてやろうかと思ったときに、自然界の撮影をしたくなりました。ドローンだ、と。ドローンの国家資格化がされて、ちょっと賑やかになってきている。昔、何度かドローンに興味を持ったことがあって、でも(そのときは)違うなと思って、見過ごしてきたんですけれども。今回はひょっとしたらやれということかなと

でも、本当にドローンを飛ばそうとすると、仕事で飛ばすか、相当の能力を身に付けなきゃいけないんだなと。難しいかなと思い始めたときに、フリークスガレージを見ました。それで、ドローンを仕事にしていくと決めました。

他校も見たとのことですが、感想はどうですか?

私、住まいが千葉ですから、千葉とか茨城、埼玉のあたりでドローンスクールを探しました。ありました、たくさん。ほとんどが2日間で資格が取れるという内容でした。今流行りの国家資格が取れるわけじゃない。まだ、ドローンの国家資格はいろいろな学校が整備中です。国家資格じゃなくて、いわゆる民間資格が取れるという。これからは国家資格だって言っているのに、そんな資格を取っても仕方がない。学ぶ日数も2日間だと、実務的には使えないなと。まして、飛ばすところがないんだから。

お手本から教えてもらわないと、技術って間違った形で身についてしまうので。それだけは避けたかった。私が見ていた学校は、みんなフランチャイズ募集中とかいう形で、つながっているんだなというところばかり。ノウハウがしっかりしているところではない。これじゃないな、ということです。

たくさんのドローンスクールの中から私どもを選ばれた決め手は?

合宿みたいな形ですね。車の運転でいう。それを全国で見てみたら、その中から見つかったのがフリークスガレージです。

もう年齢が年齢です。飛ばすことは、とても大事な作業です。けれども、飛ばしている人たちの困っているところとか、多分ニーズは、取り組んでいくといろいろ広がっていくので。この学校の中村先生は、機体も作ってらっしゃる。いろいろな形で、自分が役に立てるステージが決まってくるんだろうなと。

当然上級を目指します。うまくなっていく中で、今は生徒ですけれども、同じ対等の仕事をする仲間として、あてがわれた仕事をやっていきたいなと思っています。それがワクワクっていうやつですね(笑)。

初級講習を終えた 今の率直な感想は?

実際やってみて、疲れました。飛ばしてて、行けると思ったけど、かすめて当たっちゃった。実際の試験でも、自分では操作しているつもりだけど、まだ指の動きとかが思うようにいかなくて、難しいことがよく分かりました。

(フリークスガレージが生徒に)伝えたいのは、心構えですよね。心技体って言って。体力はしょうがないにしても、技術はフリークスガレージで学べますよと。でも、中村先生はその技術だけじゃなくて、心技体の心構えを教えたい。生徒に、「これだけは絶対徹底する」という心を入れたい。だから、座学をオリジナルで作ってらっしゃる。そこですよね。

受講前の自分に当スクールを 今なら何と紹介しますか?

真剣かどうか分からない人には、紹介はしないでしょうね。「(ドローンスクールが)そこらにあるから(そこを)受けたらいいじゃん」て。ここで続く生徒は、(学ぶところがなくて)困ってて、でもやっぱりドローンを自分のものにしたい、仕事にしたい、そういう強い意思がある人。だからここに来る。安易には勧められないかな。本気で、やる気がある人なら、「ここは絶対に導いてくれるから大丈夫だ」って、言いますね。